2019年5月9日木曜日

二種免許取得への道(3)

さて、自動車学校同期入校の2人。
遠来組のKさんは私より年上。この先、MT車を運転することはないだろうと、AT限定の二種免許を目指す。もう一人のMさんは不惑ちょい前ぐらいの年齢で、こちらは限定無し。ふだんはAT車しか運転しないので、私以上に苦労していたようだ。

自動車学校には一種免許を取りにくる若いおにーさん、おねーさんはもちろん、大型を取得するために来た30~40ぐらいの人まで、結構いろんな人がやってくる。

途中、やたら運転がギクシャクして何度もエンストする大型教習車を見かけた。教官に尋ねると「ありゃ、AT限定で普通車に乗っとった人やんね」とのこと。大型にはAT限定というカテゴリーは存在しないため、MTの操作に慣れるまでに時間がかかる人が少なからずいるという。一筋縄ではいかない。

二種免許の実技試験(自動車学校の卒業検定)では100点満点からミスをする度に減点されていって、終了するまでに80点以上あればめでたく合格となる。一種は70点以上だから、その分ハードルが高い。
例えば、先に紹介した鋭角やクランクなどでの脱輪や、方向転換(俗に言う車庫入れ)でのポールタッチ、駐停車禁止場所での違反、一時停止違反などをすれば即アウト。補習後、再挑戦となる。

卒検は、同期入校の3人が一組になって、みんな同じクルマに乗り込んで受ける。他のメンバーの検定の様子を見学するわけで、運転する方はなかなか緊張する。
検定ではまず鋭角や方向転換などを含む構内のコースを走る。先述のように同期はAT限定の人もいるので、途中で車を乗り換える手間が生じ時間もかかるるが、それはやむを得ない。検定の順番は私が最初。構内の運転は緊張する前に終わってしまったような感じで、恐らく3人とも減点ナシでクリアした。

路上の検定コースは4つ。
A~Cは自動車学校を出発してA→B→Cとスタート/ゴールが連続していて、大回りに自動車学校に帰ってくる。Dは単独で自動車学校近くからスタートして別の場所がゴール地点。三人ともAT限定/限定ナシしかいない場合はA~Cを順番に回り、別の種類の人が混じっている時は、いちど自動車学校に戻ってきて車を乗り換え、Dを使うのだそうだ。
私たちはMT2人、AT1人なので、ABDというコース順。ホントはCが交通量が少なく、Uターンも切り返し無しで通過できたりと一番簡単だったんだけど、しょうがない。トップバッターの私は、交差点での坂道発進や市街地の狭い道がある、ちょっぴり面倒なAになってしまった。それでも他の人の運転を見る前に自分が終わってしまうのは悪くない、と切り替えて検定に臨むことにする。
…路上検定の様子は次回のお楽しみ。

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