2019年5月18日土曜日

二種免許取得への道(4)卒業検定

途中、好きな風景の話も挟みつつ、二種免許取得のためのあれこれをつらつらと。
しかし週末に頑張ると、なかなか疲れが回復しきれないねぇ。前は寝さえすりゃ大丈夫だったんだけど。睡眠の質とかも影響してるのかも。

…でもって卒検の路上検定。
緊張する間もなく構内での検定は終了。トップバッターの私がハンドルを握り、路上での検定へと移る。
2日前に注意された、自動車学校を出る時の一旦停止。ほぼ必ずと言っていいほどトラックが路上駐車をしている場所での転回(Uターン)を経て、坂道の途中の交差点へ。ここが赤信号だと坂道発進が少々面倒なのだけど、奇跡的に青のまま、つまり坂道発進をする必要もなく通過した。続く市街地の細い路地も、この日に限っては人通りが少なく難なくクリア。交通量の多い国道に出る交差点は、信号で右折の矢印が出るまで辛抱強さが肝心、あせりは禁物。途中、検定員が何やら書き込む仕草が気になるものの、知ったこっちゃない。お構いなく先へ(たとえ知ったところで、どうしようもないワケで)。

良かったのか悪かったのか、合否もさっぱり分からないまま2番手のMさんへ。
MTの操作に苦労してた若手・Mさん。あろうことか、なんと2回のエンストで不合格の結果に…問題となったのは、やはり交通量の多い交差点での右折。自分だったらやはり右折信号が出るまで待つところ(その方が、たとえば右折後の横断歩道に歩行者や自転車がいるなどのリスクもかなり回避できる)。ところがMさん、なぜかやたらと「先急ぎ」をしたがっていた。その間、ギアはセカンドに入ったままだったらしい。検定員はチラチラと視線を送っていたらしいんだけど、Mさんは気付かず。もちろん私も分からなかった。MTを運転した経験がある人なら分かると思うが、セカンドでも気をつけてさえいれば十分にスムーズな発進が可能だ。でもローにしないまま発進したおかげで、1回目のエンスト。そして気を取り直してセルを回して、再発進…しようと思ったら、焦ったのか2回目のエンストをやってしまった。
即、検定中止…にはならず、そのままコースを走行し、とりあえず完走して3番手のKさんへ。ATのKさんのコース、私は一度も走ったことなかったんだけど、かなり複雑で道も狭い。結果的に今回、3人が走らなかったCコース以外では私が走ったAコースが一番簡単だった、という印象だった。

それはともかく、検定後に検定員からもらったアドバイス。
「一旦停止のところで、ちゃんと止まってから確認しろって言うたやろが」
つまり、減速しながら確認するのではなく、ちゃんと止まった後に安全確認をしなきゃダメ、ということ。これと制限速度を無視して(←表現には一部、誇張が含まれますw)速度超過気味になってしまうことはこれまでのちょっとした癖だったんだけど、検定までに直すことができなかった。
Mさんは検定直後に気を取り直して翌日の補講の申し込みをしていた。2日後には晴れて検定に合格したと聞いた。良かった。

一種の時にそうしたことがあったかどうかは覚えていないのだけど、校長室で「卒業式」というものがあった。卒業検定の合格証(試験場の学科試験の時に必要になる)を校長から受け取る時に言われたこと。

「二種免許は運転免許の最高峰。プロドライバーとしての自覚をいつまでも忘れず、常に確認を十分に行い、安全運転を心がけてください」

自分の中では大型免許も十分に難しく、二種に“最高峰”という形容詞が当てはまるかどうかわからなかったけど、言われてみれば、免許を取得してから、あれだけ真剣に運転について学んだことはない。たとえば車庫入れなんかも、以前とは比べ物にならないぐらいスムーズに出来るようになったし、各種の確認作業もマメにやるようになった。何よりお客さまの命を預かって走っているという緊張感は、いつまで経っても“慣れる”ものではない。プロとしてハンドルを握るということは、技術的なもの以上
に、そういう心がけが大切なのだと思う。

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